NetBeansへ乗りかえ

1年ぶりに、Java周辺の開発環境を調査しました。どれだけ低コストで確実なものを作るか、いろいろ比較してみたところ、NetBeansに行きつきました。日蝕も終わり、また太陽がさしてきましたか。

全幅の信頼

とある基幹系システムで、Javaを採用することにしました。モノはWebなので、「Railsつかっちゃおうかなぁ、うふふぅ~」と一瞬アタマをよぎったのですが、基幹システムへの採用となると、私はまだおよび腰になります。

開発自体は、Railsが楽で早いことは間違いありませんし、自サイトを運用していて特に問題もありません。しかし、チューニングできるわけでもないし、運用時のプロファイリングができるわけでもないし、そもそもパフォーマンスがそんなに良くはない。自分が張り付きでメンテナンスするわけにもいかず、もし私が死んでしまったら誰が引き継ぐのだ!?
などと考えていると、よりスタンダードな作りにせざるを得ない。

いわゆる信頼性とは、こういうことなんだろうな。
開発者や金額の都合だけじゃなくて、いろんな角度からみて、極力みんなが関わりを持てるモノを選択する。
フリーランスのSEになって初めて、理解できるようになりました。

そしてやはり「アプリサーバがドンとあって、その中に全てがある」という構成は、なんと安心感のある形なのだろうと思います。
私にとっては、全幅の信頼をもってお客さんにお奨めできる環境は、Javaだ!と再認識しているところです。

だからといって、やはり開発コストとはトレードオフになってしまうのかもしれない。少なくとも去年までは。
Javaのことは1年ばかり無視していたので、Javaの開発環境が、EoDが、今いかほど進化したのか、調査することにしました。

前置き長いですが、今日は、その調査の過程の日記(ひとりごと)。

Beehive

そもそも私は、BEA Workshopに惚れこんでいて、無償ならいつでも使いたいと思っています。なので、Apache BeehivePollinate の組み合わせにはとても期待していました。

でも、ググってみても、Beehiveにスタンダードな空気は微塵も感じられず。採用はやぶさかではないけれど、「なにそれ?」と言われたらおしまいだもんな。Pollinateは存在自体がよく分からなくなっている。Eclipse WTPに統合された?

・・・ココまで調べて、またあのJava業界特有の混沌とした記憶がよみがえる。

EclipseでJSF

気を取り直して、いよいよJSFに手を出してみるか。エディタは整ったのかな?と、EclipseのFacesIDEを調べてみることに。
ん?configファイル書いてくれるだけ?・・・う~ん、やめた。

他のJSFプラグインは?あった! ・・・カネとんのかよ。
Eclipse WTPにもあるようだけど、いったいどれを入れれば何ができるのやら。

Eclipseは、開発環境を整えるのがメンドーなのですよ。
プラグインがありすぎて、バージョン整合も入り組んでる。試さないと分からないから、いろいろインストールしているうちに、めっぽう重たくなる。そもそもこのEclipse(日蝕)というアングラな名前が、気にいらない。

そんなこんなで私は、あんまり好きになれません。

そこで NetBeans

NetBeans Visual Web Pack。触った瞬間、コレを探してた!という気持ちになりました。

実際にインストールしてササッとWebアプリ作ってみましたが、かんた~ん!! JSPもコンポーネントをドロップすれば出来上がるし、デプロイもボタン一つで内蔵Tomcat起動してブラウザまで起動する親切さ。

これだな、これにしよう。これがあれば、
開発コストでお客さんに迷惑かける必要がないでしょう。

もうちょっと使い込んでみないと分からないですけど、うん、
NetBeansはキモをおさえている。Eclipse陣営は、今から整理しようにも、肥大化しすぎてできなくなっているのではなかろうか(憶測)。

おそだしジャンケンに勝ったね、Sun!

ビジネス層

さて、Web層はいいとしてビジネス層はどうしようか、と探したら、Spring-Annotationを発見。アノテーションつかって、XML書かずにDIをやるツールのようです。そうそう要は、Java開発でXMLをかきたくないのです。コレ使ってみたいな。

同じようなヤツでJBoss-Seamという、JSFとEJBをつなぐツールもありました。ここで思い出したEJB3、・・これどうしよう(w。
EJB使うならGlassFish採用してみるか。危険かな、でもやってみたい。

ところで、開発ツールの「エンタープライズ」の仕切りがずいぶん変わってしまったようですね。1年前は、Javaが書ければ標準版(無償)、J2EEが書ければエンタープライズ版(有償)、でした。
最近は標準版でも、JSP、Servlet、JSF、EJB、WSあたりは作れる。
それで、エンタープライズ版ではBPELやUMLが書けるようになってて、ESBなんかが同梱されています。
いやぁ1年もたつと、ずいぶんとお安くなるものですね。


・・・と、ここまで調べて、
Javaにワクワクしているしている自分に気づく。

Sunのおかげかも。
前はケチョンケチョンに言ってたけど、今は良い!
頑張って、Sun!  ※マワシモノ デハ アリマセン


コメント
koba
2006/11/16
久々のJavaネタですね!
NetBeansですか。
そういえば、最近けーたいJava関係で探し物しているときに見かけましたが、そんなにいいもんだとは気づきませんでした。
私も触ってみたいと思います。はい。
武田ソフト
2006/11/17
kobaさん、いつもありがとうございます。
良いものかどうかは、これから実際使ってみてからですが、
センスはとても良い感じがします。

やっぱりJavaはSunのモノ!買収だナンダと、Javaをダシにしてうごめいてる外野を尻目に、「突き放せ!」という気持ちになったのでしたw

> 私も触ってみたいと思います。

ぜひぜひ、情報交換させてください。
武田ソフト
2006/11/17
興味を持った方、こちらのチュートリアルをお試しあれ。
http://www.netbeans.org/kb/55/persistence_ja.html

Persistence APIの説明ですが、Entityクラスを作って、クリック一つでテーブルとJSP&JSFの生成までやってくれます。カラム打ち込むところ以外は、ほとんどマウス操作だけでした。

自動生成されるコード量はハンパじゃないですがw、ManagedBeanもキメ細かく美しく生成してくれるので、ここから簡単に開発スタートできそうです。JSFがいまいち分からない方も、このチュートリアルで理解できるようになるのではないでしょうか。
きしだ
2006/11/28
関係ないですが、NetBeansのアップデートセンターBetaからUMLツールをインストールすると、教えるときに結構いいかもしれません。
自由に使えるUMLツールとしては最強ではないでしょうか。
武田ソフト
2006/11/28
きしださん、関係大アリです!さっそく試してみましたが、コレいいですね。ロバストネスもOKですし、2.0にも教科書どおり対応しているようです。有償も含めて、今まで触った中で、最強です。
授業ではOmondo使ってますが、仕事で使うには物足りなくて困っているところでした。貴重な情報ありがとうございます。

きしださんのブログも良く拝読しています(ファンです)。
今後ともよろしくお願いいたします。
kajiya
2007/03/05
でもNetbeansにはない機能をEclipseはいっぱい持ってますから、そんなに言うほどNetbeansがすぐれてるとは思いませんけどね。好みの問題でしょーけど。
武田ソフト
2007/03/06
kajiyaさん、はじめまして。
そうですね、私もEclipseをスクリプト開発用(RadRailsやTruStudio)に使ってます。たしかに裾野が広い!
Javaでの開発は、やっぱりNetBeansが好みです。Seasar2とか使ってる方なら、NetBeansはもの足りないんでしょうね。

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