アプリケーションサーバや、DAOフレームワークなどの製品マニュアルで、【動作保障データベース】の章を見ていると、面白いです。
当然、開発・運用インフラを構成するときには、必ず調べるところ。加えて、業界の流れや、ベンダー間の関係、力の強いのは?、シェアが大きいのは?、なんていうことも把握(想像)できたりします。私は長年、しつこく観察していました。
さて、オープンソースのDAOフレームワークやAPPサーバのドキュメントを見てると、【動作保障データベース】の記載がありません。一生懸命さがしても見当たらない。今日はそんなイライラから派生した、妄想です。
数年前は、たいてい、接続できるデータベースとバージョンが記載されていたように記憶しています。ですから、ある程度、安心して使い始めることができました。例えば「MySQL4.xで動く」と言われれば「よし、使ってみよう!」と思うものです。今は・・完全に、やってみないとわからない。重い腰が上がらない。OSSだから仕方がないのか・・。
良い解釈をすれば、それだけ標準仕様が固まってきて、「どのJDBCドライバでも動作するはず」と言い切れる時代なのかもしれません。
悪い解釈をすれば、責任放棄のユーザーまかせ。
一生懸命さがせば【確認レポート】を見つけることはできますが、ドキュメント化されてないことが多い。それをたまたま見た人と見なかった人の情報格差は拡がるばかりのような気がします。
知ってる人は、突っ走る。知らない人は、イヤになる。
そんな重たい空気が蔓延しているように感じています。
商用のアプリサーバでも、同じような現象(マニュアルからサポートDBの記載が消えたこと)がありました。
と。確かに、JDBCですから、どのDBでも動くと言えば動くし、いちいち保障なんてしてられないのでしょう。
しかし面白いことに、今現在、サポートDBの記載が復活しています。
想像するに、お金払ってるユーザーから、大クレームが付いたのでしょう。サポートしねーなら買わねー!!と言われたに違いありません。
当たり前です。「動くかどうかはあなた次第」と言われたら、何百万のお金を出して買う気にはなれません。
オープンソースだからといって、問題は同じだと思います。使い始めるまでの検証で100万円使うくらいなら、製品買います。
Eclipseがイマイチだと感じてしまうのも、こういうところ。現場のエンジニアの仕事は、Eclipseと大量のプラグインが使いやすいかどうかを検証することではありませんから。
動く!役立つ!そういう基本的なことは製品ベンダーが保障してもらわないと困ってしまいます。
前述の有償製品がたどった道程は、オープンソースもそのうち辿るのではないだろうかと思っています。そうでなければ、オープンソースなんて誰も使わなくなってしまうのではないでしょうか。
ハッカーorギークと呼ばれる方々は、反論するかも。「検証するのがあたりまえ」「おまえらアホか」と。でも、世の中の大半のエンジニアも、世の中のしくみも、そうは言ってられない。基本的なところを誰かが保障(せめて検証)してくれなければ、次へ進めないです。
企業がオープンソースに過多な期待を寄せている昨今、オープンソースも難しい課題を背負いつつあるのかもしれません。でも、課題をクリアしないと、消えてしまうのでは。。
オープンソースだろうが有償製品だろうが、接続性や利便性を片っぱしから検証しまくってレポートしまくる会社、ベンダー共同出資で作っちゃえばいいのでは?
どうせ検証情報なんてカネにならない時代なのだから。