はじめにおことわりしますが、Railsが荒唐無稽な殺し文句だなんて、私はこれっぽっちも思っていません。
「バズワード」の意味を知らない方は、Wikipediaあたりをご参照ください。一般的に、批判や揶揄を含んだ言葉です。ここ数年のIT業界では、SOAやWeb2.0あたりが、そういう扱いをされているようです。
少なくともSOAなんかは、私は正確に理解できていると思っているのでバズワードだとは思いませんが、第三者的な目線でSOAを眺めると、やっぱりバズワードになっているのかもしれないと感じます。
で、Ruby On Rails(あるいは多言語のクローン)も同じで、IT企業的発想で眺めたとき、ものすごくバズな雰囲気を醸し出すような気がしてならないのです。
私は、Railsの本質は、
プログラマとエンドユーザーを直結する枠組み
だと思っています(DRYだのSCAFFOLDだのは、ホンの枝葉かと)。
極端な話、会議室で要件定義しながら、動くモノを作って直ぐにデモを見せることができるツール。だからRailsは、完全にプログラマに「えこひいき」なフレームワークなんです。
DHHさん(Rails開発者)がBasecampで成功したのは、企画とハッカーが直結したから(でしょ?)。
現代的な?IT業界の組織では、
エンドユーザー→営業→PM→SE→下請プログラマ
の順に偉くて、それぞれの階級を超えて会話することは少ない。
(この点に関しては、以前のエントリで、さんざんっぱら批判しました)
そもそもこういう業界構造では、Railsを使う意味が全くナイです。意味がナイどころか、こんな混乱が起こります。
歯に衣を着せずに言えば、ソフトウェアの金額なんてのは、多層構造による粗利と時間浪費で決まってるんです。どんなに優れたフレームワークを使おうが、工期や金額が変わるハズがない。
先に述べた「Railsの本質」を理解できないなら、Railsは使わない方がいい。あるいは、Javaと同じ金額設定で使えばいい。
Railsに興味を持ったら、まずはこんなことはチェックしてほしいと思う。このくらいはチェックしないと、失敗する。絶対にだ。