時間ドロボー

「モモ」-ミヒャエル・エンデ。を読んで、ちょっと夢想。そして今日は暑いから、もうお休み。


 人間「やらなければならないこと」なんてそんなに多くない。

と、心の底から思ったのは、
最初の会社を辞めて、能登に旅行にいったとき。
田んぼでぼんやりしたり、閑散とした夏祭りを練り歩いたり、
そのときの感覚をフイに思い出しました。

最初の会社では、雑巾のように働いても、給料上がるわけでも
誰かが幸せになるわけでもなく。
なまじっか自動的にお金が入るから、アリガタミも感じなくなり、
疲れすぎてビールすら旨くはない。

ただただ、見えない何かに時間を盗られるばかり。
まさに、時間貯蓄銀行のかっこうの餌食となっていた。

いちど悟ったのか、転職後は、
「やらなければならない」という気持ちで働いたことはナイ。
いや、そういう気持ちなることもあったけど、
自分をコントロールする魔法の言葉を持っていた。
それは、

  ったく、しょうがねーな、やってやるか。

だ。(もちろん、心の声。・・クチにも出てたかなw?)

実にネガティブで傲慢な言葉なのだけれど、
このセリフを唱えると、
 誰かの持ち物になっていた自分の時間を、
  自分の手元に取り戻すことはできる。

面白いもんだと思ったし、
すいぶんと仕事に前向きになったものでした。

  それはそれは満足だったのだけど、そのうち、
  自分の時間を誰のために使うか、と考えるようになり、
  脱サラしちゃった。
  いま、自分が時間を満足に使っているか?といわれると、
  全くそんなことはナイ。悲しいかな。


周囲を眺めて、活き活きと仕事してるように見える人は、
仕事の中に、自分の時間を確保できる人、なのではないか。
でももしその人が、周囲の人間の時間を盗んで、
自分だけが一人勝ちするような人なら、
相手にしない方が懸命かもね。

いつものごとく仕事の話につながっちゃうけど、
ITシステムの主たる目的ってのは、退屈な作業を減らして、
人間らしい時間を増やすこと。(と思っている)

そんな幸せを提供するハズのSIerが、
互いの時間の盗りあいっこをやっていては、
いいものをお客さんに提供できるハズもない。

時間の盗りあいが、連鎖していくだけなんじゃないかなぁ・・


で、モモの話。怖いよ~。ホラーだよ~。


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