フレームワーク≒政党

プログラム言語を「母国語」にたとえるなら、フレームワークは「政党」。だろうか・・。政党に投票した国民は、何をすべきだろう。

国が違えば、言葉も宗教も文化も違う。
プログラミング言語。どっちがどっちをさげすむことなく、協調しあったり、交流しあったりしていけば、お互い平和。非難すれば即、戦争。
フレームワークは政党と似てる。国内で意見ぶつけ合って、切磋琢磨するためにある。一人勝ちは許さない、監査する、そういう役割か。

でも、政党が乱立したり、亜流や茶番が横行すれば、国民の票をあつめきれず、共倒れになる。政党の元気がなくなれば、国も元気がなくなる。これは、Java合衆国が経験済み。PHP共和国は、これからどうなる?

国をまたぐ政策もある。Java国のStruts党は、PHP国にも影響した。PHP国でストレスをためたRails党は、全世界に影響した。孤立したTapestry党の熱狂的な支持者の今は?

妄想は膨らむ。

政党を作る人は、政党をつくるのが仕事。・・・だけど、政党に投票することは、国民の「仕事」ではない。義務かもしれないけど、仕事ではないんだ。他の生業がある(投票に行く時給を払ってくれ)。

政党を作ることや維持することが100%仕事になってしまった政党は、もう終わり。なくなっちまえばいいと本気で思う。いくら「国民のために!」と拡声器で吼えたところで、全然伝わってこないね。

 プログラマの負荷を減らして、エンドユーザーに利益を。

この、単純だけど明快なスローガンがあるフレームワークが、生き残ってるんじゃないだろうか。私利私欲を求めたフレームワークは、ことごとく消え去った。

プログラマ(国民)の仕事って・・・

プログラマがフレームワークのハックに夢中になるのは、別に止めはしないんだけど、多くの人にとっては本業じゃないよね?

フレームワークを作ってくれた尊い人がいるし、世の中を楽しくするサービスを考える尊い人もいる。じゃあ、そういう人達の努力に応えるために、我々プログラマができることってなんだ?

フレームワークをハックしてブログでも書いて自己満足することではない、ハズ、だと思うんですよ。フレームワークをハックする行為って、どこかマスコミや評論家に似ている気がする(そういう役割の人もいるとは思うけど)。我々プログラマは、生産者。無形の言葉やカリスマで食っていけるわけではない。ハッカーぶったりしないで、謙虚に生産者としてできることを考えてみたい。

私がフレームワークを選ぶ理由は、自分の生活とお客の生活のためになるか?だけ。流行やマスコミには乗らない。政党を選ぶ理由と、似ている気がする。一つの言語に熱狂的になることもナイのは、たぶん、ゴク一般的な日本人であり、八百万の神の精神があるからだと思う。JavaもPHPも、WindowsもLinuxも、ありがとう。




結構、長年言いたかったことを言い切った。


コメント
koba
2007/08/24
今回もナイスなエントリ、ありがとうございました。
最近のたけださんの文章は、「たけだ節」いや「Takeda World」とでも呼びたくなるようなスタイルがありますね。(人のことは言えませんが・・・)
何かこう、世の中浮かれてるところにピシャリと冷や水を浴びせるとでもいうんでしょうか、ハッと考えさせられました。
ワタシも凡人なりのスタンスを全うします。はい。
武田ソフト
2007/09/02
遅レスですみません。
kobaさんは「凡人」と表現されていますが、ボクはプログラマ=凡人だとは言ってませんよ。プログラマが凡人なら、総理大臣だって凡人です。だって、それがその人の仕事なんだから。
逆説的になりますが、IT業界にはプログラムが書けるだけで、自分が凡人とは違う特別な存在だと言って憚らない人が多い気がするんですよね。それってどうよ?という意味あいも、ちょっと込めてます。

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