開発現場で、ある程度の責任の立場で働いていた時期がありました。
ドカチンの親分みたいなもので、「屁理屈こねるヒマあったらカラダ動かせ~ぃ!」と、ぺちぺちムチを打ちながら過酷な労働を強いる役割。
私が必要としていた人材は、だれが見てもわかりやすいソースコードを速く書く、心身タフなプログラマです。イケイケドンドンの突貫工事、多少無駄なコード書こうが、仕様どおりに動けばOK。突き進め、いい汗かいて、ビールで乾かす。完全な肉体労働者なのであります。
だから、崇高な理論で現場を混乱させるヤツとか、ハックコードを書かないと気がすまないタイプのプログラマには、降りてもらうしかない。
あなたに似合う仕事は、もっと他にあるはずだと。
「ムチ」を置いて久しいのだが、そうなると不思議なもので、プログラム理論に興味を持ちはじめてきた。自分が蓄えた技術は、果たして正しいのか、が気になりはじめたのです。
10年目にしてようやくオタク魂の萌芽、といったところか萌え。
こんな風に考え始めたきっかけは、この本です。
幸いにも、理解(経験との照合)はできた。ほっと胸を撫で下ろすも、初めて知ったことの方が多く、自分の自信過剰っぷりに嫌気すら覚えます。
そしてこれから、wataruさんにご紹介いただいた、
少しずつでも理解していこうと、心に決めました。
もっと若いうちに勉強しておくんだった。。と思うのは、もうオッサン化しているからだな。無茶でも何でも、やらないよりはマシ。
オレはコレで一生食っていくつもりなんだろうっ、何とかしろっ、オレ。
こんな化け物みたいな理論体系を学生から勉強してきたプログラマを排除してきたのかと思うと、冷や汗ものです。「おれが悪かった」と平謝りするしかない、のだがしかし、聞いてもいない「理論のコピー」をとうとうと振りかざしてくるヤツは、やはりぞっとしない。
(そういう人は、コピーすらできていないはずだ。との、勘が働く。)
理論なんてものは、そっと胸にしまっておくもの。必要なときに奥ゆかしげに引き出しを開けるくらいが、ちょうど良い(のだろう、たぶん)。
私は物理が好きで、学生のときはよく勉強していた、はず、です。
物理の現場では、現地実験やデータ収集に、ドロ臭~い汗を流している人間がほとんど。私も、遠洋で2ヶ月間、毎日ひたすら海水くみあげて濃度を計測する、という経験をした。
このとき学んだ教訓は、「何事にも終わりは来る」。この教訓は、
システム開発現場では大いに役に立っています。精神面でこれ以上に救われる言葉はないw
勉強したことは、どこでどんな役に立つのかわからんものです。
一方で、数学は、私の限界を超えている。
オイラーの等式
eiπ + 1 = 0
をズババッと黒板に殴り書きして、「うつくしい・・」とウットリつぶやいた数学教授の姿に、ドン引きしたことを覚えています。
↑この頂を目指そうとは思っていません。