杉山さんがwanir.jpについてエントリしてくれました。
山形あるいは地方のことを考えていると、業界への疑問や、地方のモチベーションの話に発散していく気持ちがよくわかります。私もちょっと吐露しておきたい。
ふむ、「そこにいる人」としての感情を付け加えれば、
外の人に頼らなければそういう環境を作れないのかぁ!?
と叫びたい。
杉山さんをお呼びした時点で(いや、呼んだの私ですけど)、
県外では、
成功したところでは、
東京では、
こうやっている
という話を聞きたかった、聞いて自分も出来る気になりたかった、だけなんですよね?もっというと「この人を拝んでいればやってくれるんじゃないだろうか」っていう無責任な願望。
田舎でも著名人の講演会とかよくやっていたりしますが、「今日はお話が聞けて光栄、握手してもらって、接待で調子いいこと言って、明日からは日常」の繰り返し。有名人と会ったことを自慢して終わり、これが田舎の黄金パターンかな。
著名人の講演会を開催すること自体が、田舎の甘えそのものだと感じます。
もちろん日本各地で何が起きているのかを知ることは重要だし、成功事例はどんどん聞きたい。でも、話を聞く側が何もアクションしない(たとえば質問すらしない)ようでは、講演者に対しても失礼だし、なによりも、自分のこととして消化できません。
「ホームページ開設すれば儲かるんだってね?」で思考停止しているところは、インターネットへの過剰な幻想を持って導入して、失敗します。思考停止した土壌をいくらHTMLやGIFで着飾っても、何も変わりはしない(もちろん田舎に限った話ではありませんが)。
兎角こういうケースをお客さんのせいにしがちですが、われわれIT業者の責任も重大なハズです。
いくらIT活用のグッドアイディアがあったとしても、
「東京のデータセンターに冗長構成のサーバを立ててVPNで繋ぎましょう、24時間稼動でセキュリティばっちり1000万円です」
とか提案されて頓挫する、なんていう笑い話にもならない話は、ゴロゴロ転がってます。
田舎のITへの偏見は、まさにここから生まれていて、
ITに挑戦したい
→ 見積1000万
→ 投資を回収できない
or
→ あきらめる
→ ITなんていらないよね?
「ITは金持ちのもの」「やっても無駄だからやらない」以上、何も考えなくなってしまった。もちろん、ITとはそういうものだと刷り込んだのは我々SIer(ないしは広告企業)です。
基本的に受身な田舎のIT弱者 vs. それを食い物にしたいSIer
という悪くなる一方の構図にモノの見事にハマッて、両者とも逃れられず、考えるのを止めているように見えます。(SIer側も「いままでもこうしてきたから今さら変えられない」というのが本音じゃないのかな)
私もSIerである以上、いつかはこの状況を打破するか・ハマルかしないと生きる道はないのでしょうが、どこかほんの一部でも逆転して一矢報いたい。
そのために必要なことは、wanir.jpなどのコミュニティを通じて、ゆるくてほんわかした熱気をみんなで共有して育てていくことなのではないかと、なんとなく思っています。
それがどうつながってどう地域に還元できるか、なんていう理論的な説明はできませんが、やらないよりはマシだし、あきらめるよりずっとマシ。
「勉強会なんてやっても無駄だ」という声もたくさんありますが、「そうかもしれませんね」と言っておく。
まあ、ブツブツ言いましたが、つまりは単純に、
やる気だしていこー!
それしかないよー!
と言いたいのでした。