J2EEベンダーといえば、IBM、Sun、BEA、Oracle...etc。標準仕様に準拠しているのだから、同じような製品になりそうなものですが、それぞれの製品にそれぞれの個性があり、それぞれが激しく戦っていました。
これらのベンダーの2000年前後の競争内容といえば、
激しい競争の末、大手ベンダーの製品もだいぶ枯れてきた(安定したことを「枯れる」と言う)ころ、オープンソースJ2EEコンテナのJBossが、とんでもない行動にでます。
IBM、BEA製品からJBossへの移行キャンペーン
たかがオープンソースベンチャーが、業界のトップを走ってきた2社を名指しで戦線布告!
コンテナの価格は、IBM 200万円、JBossは無料。当然、ユーザーはJBossへ移行します。JBossの本当の狙いは、コンテナの入れ替えと共に、IBMが得意としていた「コンサル」「サービス」を掻っ攫うことでした。そして、JBossはウハウハの大盛況。IBMはメンタマひん剥いて怒ります。
1年後、IBMはApacheプロジェクトのオープンソースJ2EEコンテナGeronimoを自社製品として迎え入れますが、これはIBMの意地なのか、それとも、自社製品のアーキテクチャの古さに手が施せなかったからなのか。
いずれにしても、ちゃっかりと対JBoss体制を整えて、防衛しています。超マンモス企業をビビらせるオープンソース企業。こういう構図が、ソコかしこに見られるようになりました。RedHatとSunも、そう。
でも時代はもう、J2EEコンテナ競争は終わって、次のステージでの戦いになりつつありました。JBossの台頭を待つまでもなく、既に大企業はJ2EEコンテナでの商売には見切りをつけていたのです。
次のステージとは、最近良く耳にするSOA。ここでやっと、使い道のなかったJ2EE1.3-1.4の新仕様群が注目されることになります。
次回は、そのあたりを。