会場入りして早々にMatzさんと名詞交換できるとはなんとラッキー。「まつもとさんと同じで東京きらいです」と言ってやったっ。
■Using Git and GitHub to Develop One Million Times Faster
gitは、add/commit/pull/push/cloneくらいしか使っていない初心者未満なので、branch/rebaseなどの説明はありがたかった。
RubyKaigiのセッション全体を通して教えてもらったことは、GitHubがプログラマにとって革命的な変革をもたらしている、ということ。
■Railsエコシステムの研究
松田さん。Railsはコアメンバー以外のコントリビュータで発展している。日本人にRailsユーザーは多いはずなのに、コントリビューターがいない。ちょっとのやる気で参加できるハズ。とのこと。
ここでもGithubによってオープンソースのコミッターになるチャンスが革新的に増えているという説明がありました。
■Using Adhearsion to Voice Enable your Ruby Applications
Adhearsion。Asteriskをバックエンドに音声通話アプリが組めるフレームワーク。個人的に一番ドキドキしたセッション。
バカ高いCTIシステム(コールセンター)が、大企業じゃなくても導入できるようになるのかもしれない。Twitterで"gem install adhearsion"とつぶやいたら、"jsgoecke @takedasoft Enjoy Adhearsion!"ってさっそく捕捉されましたよw
■Sequel: SQL in Ruby
Sequel。流れるようなインターフェース・ORM・分散DBなどをサポートするDBツールキット。ActiveRecordよりも軽量で、SQLに対してキメ細やかなようです。個人的に好みのフレームワーク、使ってみよう。
■Sinatra: The Framework Within
Sinatraは、Webフレームワークではなくて「HTTPをしゃべるライブラリ」ただそれだけのライブラリ、との主張。
フレームワークのルールに縛られてWebを作るのではなくて、自由なコードを書いて、それをHTTPでラップしたいときに、ちょろっと使う感じがいい。というニュアンスかと思ったけど、合ってるかな?
他、Sinatraをもっと使いやすくするプラットフォームなど。Vegas、Summy..etc
■The innate beauty of Ramaze
Webフレームワーク、Ramaze。ライブコーディングで楽しめました。デモを見る限り、コントローラでViewコンポーネントをコーディングするタイプはちょっと自分には使いづらいかもしれないと思いました。
Ramaze作者は日本在住、日本ユーザーグループもあるとのこと。もうちょっと深くみてみたい。
■Ruby C10K challenge: High Performance Networking
EventMachine/EM-Proxy、benstalkdでC10Kを切り抜けた。というストーリー。1200req/sってすごすぎだろう。すぐには理解できない内容だったので、実際使ってみたい。
このサイト面白いとの紹介。あとでじっくり読む:The C10K problem
あと、最近のデプロイ環境は、Thin+NginXの組み合わせが定番(?
■NeverBlock and I/O Concurrency in Ruby
並列の授業のような丁寧なセッションでとても好感を持った。
並列処理の実装方法で、マルチプロセス>マルチスレッド>イベントループ>Fiberと順番にそれぞれの長所短所を説明。
そしてFiberの難しさをラップするNeverBlockというライブラリを公開。
■JRuby Update 2009
既にかなりの実績ができている、という報告。なかでもおおっと思ったのが、JavaゲームエンジンjMonkeyEngineのjRubyラッパjrme。
あと、rubyでswing作るmonkeybars、その他いろいろ。
■ソケットライブラリの改善
1.9ではSocketAPIがキレイになった。IPv6の説明などの詳しいところはわかりませんでした。
■スクリプト言語Ruby
Windowsマシンでunixコマンドが欲しくなったりしたときには、Rubyでちょろっと作っちゃえよという話。
「ないものは自作する」という発想が自分には足りないこと、自作って全然難しくないことにも気づきました。UnixコマンドRubyスクリプト集をあとで読む。
初めて生artonさんを拝めた。ご挨拶できなかったことだけがRubyKaigiの心残り><
※3日目のほかのテクニカルセッションは、ちょっと熱気にアタってしまったのと、障害対応につき観れなかった。
■田舎Ruby親方会議
xibbar呼びかけのもと急遽開催された企画。
昼飯食いながらグチでも言い合うのかと思ったら、そんなことはなく白熱しました。
比較的傍観してしまったのはお許しください。「Rubyでどうして行きたいか」とかって、実のところ、あんまり良く考えていないテーマ。
最後に自分の商売についてちょっとだけまとめることができたのは、
「IT弱者にちゃんとITの良さを理解してもらうためには、
プロトくらい無料で作ってみせてあげなくてはいけない。
そのための"10分で作るブログ"だよね?」
的なことを言いました。
■Take the Red Pill
角谷さん。
ポエムすぎて入り込めなかった、というのが正直なところですがw、熱意・熱気、影響力、そういったものは計り知れないと感じました。
セッション、ではなくて、みんなで対話をして共感・共有する感じ。
「電波」の意味を知った。
Ruby(あるいは他のすばらしい技術)を使って、
その先にある幸せな社会を。
そんな世界を目指すなら、まずはオレたちが楽しまないとね!
ということだったと思います。
そういえば、となりに座ってた新井さんがうっとりと何かを指さしていた。何が見えていたのか今度ゆっくり教えてください。
改めて思ったのは、言語は友達ふやすためのもの。Rubyで友達ふえました>(写真)
田舎会議は、自分の社会的役割を再確認する場になりました。
Adhearsionの話もそうで、技術が進歩する分、今まで行き届かなかった潜在ユーザーに行き届くチャンスが増える。ハッカーたちの努力をいかにして非ITの社会と結びつけるかを考えるのがSIerとしての自分の役目。たぶん青森のhummingkidさんが熱く主張していたのも、ちょっと別の切り口の話に流れたみたいだけど、同じテーマだったのではないかと思っています。
とはいえ、とある御仁に「おまえはコミットメントが足りない」と叱られっぱなしなのですが、全くもってそのとおりなのかもしれない、と今回思いました。
そこでGitHubに象徴されるような、緩やかにつながる"エコシステム"なのかな?自分にも何か"コミット"できることがあるのかもしれない。