G*ワークショップ in 仙台に参加しました

Japan Grails/Groovy User Group(JGGUG)によるG*ワークショップ in 仙台に参加してきました。これまでアンチGroovyでしたが、態度を改めます。

G*ワークショップ in 仙台

スライド集:
「はじめてのGroovy」
「Grails(とことん)入門」
「Grailsでシステム構築」
「Groovyではじめるアレやコレや」

2年前に抱いてた疑問

  • RhinoやJRuby/JythonなどJVMで動作する動的型言語が整った今、あえてGroovyを選択する意味ってあるのかなぁ~
  • 新しい言語覚えるのに、わざわざ亜流言語(失礼)を選ぶ必要なくない?
  • もう存在意義すらないのでは?

と思ってて、ずっとノーマークだったのですが、実際は開発もコミュニティも活発に見えて、その理由が知りたいと思っていました。そのあたりの疑問を解決するために参加しました。
どちらかといえば「アンチGroovy」の立場で、時間があればもろもろ意地悪な質問ぶつけてみようかと思っていました。

しかしそういった疑問は、みなさんのプレゼンを拝見してすぐ解決しました。

■第1には、GroovyはJava言語の拡張である点。Javaの構文がそのまま動く。LL的なコードが書きたいと思ったとき、わざわざJavaを捨てる必要がない。この点は、JRubyであってもScalaであっても真似できないところです。

JavaScriptとProtoype.js(など)の関係に似ている。今やJSライブラリ無しでJSを書こうなんていう人はいないと思うけど、Prototypeではうまくいかないところは躊躇なく生JSを書けばよい。GroovyとJavaの関係はそういう感じ(かも)。

■第2には、ユーティリティがすばらしく充実している点。AntBuilderやGDKなど「こういうの欲しいよね」がしっかりそろっている。特にAntBuilderは素敵だと思った、これだけのためにGroovy使ってもいい(masanobuimaiのスライド参照)。

言語として学ぶよりも、レシピ集をコピペして便利さを実感していくタイプの言語ではなかろうか。

とにかく、Javaを第1言語に使っていて、RubyやScala気になってるけど、むーん・・と躊躇している人は、まずGroovyやるといいと思いました。そのままGroovy使い続けるもよし、段階的に他のメジャーなLLに移行するもよし。
リスクにうるさくなりがちなJavaユーザーにとって、学習過程にリスクがないというのは抜群に魅力的なのでは。


Grailsの利点は、正直まだ自分には判断できなかった。
Rails的なシステム開発をしたければ、学習コストの面ではいろんな意味(ドキュメント等の環境含む)でJRuby on Railsを使っちゃった方がいいと思うし、Javaを全面採用したければPlay Frameworkがある。

とはいえ、AntBuilderなどの環境構築、GDKなどのユーティリティ、Spring/Hibernateを統合したうえ、LLのようにサラっと作れる。。とか想像すると、Java資産の糊付けフレームワークとして、かなり便利かもしれない。
Groovy/Grailsは言語云々ではなく、プロジェクトの統合環境としては評価されるべきなのでしょう(石川さんのスライドにその一端が見える)。

自分はJavaからRubyにきて、パフォーマンス欲しいところではJavaに戻ったりScalaを採用したりしてきたクチですが、チームなどの環境によってはGrails採用は全然アリだと思いました。



期せずして盃を交わしてしまったの図





で、本当にいただいてしまいました。



訳者陣によるサインつきの豪華版。
ありがとうございます、ありがとうございます!


コメント
nobusue
2010/04/26
G*ワークショップへのご参加、ありがとうございました。
こちらのblogは3年前位から拝見しておりまして、実務的な観点からJavaEE/Rails/CakePHP/Scala+Liftなどを評価する着眼点の鋭さに感嘆していたものです。ご本人にお会いできて光栄です。

#サインのときは酔っていたので、書き損じはご容赦を。。。
武田ソフト
2010/04/26
こちらこそ第一人者にお会いできて光栄です!
サインは全然OKです。みなさまお名前をもっとバーンと大きく書いていただきたかったですが :-)
次回はカラオケまでお付き合いさせてください。
ありがとうございました。
mattena31
2010/05/04
今回、私がこのイベント開催に協力した目的にピッタリ当てはまっていて、感激しました。
このブログを読んだJava界隈のJava言語しか知らない人達の何人かはGroovyに興味を持つことでしょう。
そしてさらにGroovyが活発になれば幸せな事が増えるでしょう。
すばらしい感想文ありがとうございました。
武田ソフト
2010/05/05
新しい言語、じゃなくて、Javaをより便利に使うライブラリ、という理解だと入りやすそうですね。その観点を強くリードする人がいるとユーザー増えそうです。
強くリードする人=mattena31さん、早くエントリを :-)

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