第1回 Java生誕10周年

2005年は、Java生誕10周年のセレモニーに、業界全体がわいて(?)いました。そんな中、数々の著名人が「Javaの10年を振り返る」といった趣旨の記事を出しているのを読んで、自分も書いてみたくなったのです。

Javaの現場で8年

私はIT関連企業で8年働きましたが、その仕事のほとんど全てが、幸か不幸か、Java関連のプロジェクトでした。Javaが黎明期から現在のIT業界を牛耳るに至るまで、ひとつひとつステップを踏みながら開発プロジェクトを経験してきました。そういう意味では、「オレも回想録を書いてみる資格があるのかもなぁ」と思い、このカテゴリを設けてみました。

第何回まで続くかわかりませんが、8年分がんばって書きとめますので、Javaの仕事もください(結局ソレが狙いっス)。


以下、前置きです。

今のJavaに感じること --温度差

8年前、「これからはJavaの時代だ!」なんていう声が多く聞かれました。開発会社もユーザー企業も、どちらにとっても利益だらけの”夢の言語”、そんな感じで盛り上がっていました。

それから数年間たって、実際は、ユーザー企業にはそれほどJavaは浸透していません。首都圏でもそうですし、地方でJavaプロジェクトなんてほとんどないです。その一方でIT業界は、Javaを中心に大盛りあがり。新しい技術や製品を次々にリリースしています。

このJavaを利用する側と提供する側の温度差は、いったいなんなんだろう?

今のJavaに感じること --肥大化

今Javaがなくなったら... おそらくMicrosoft以外のソフトウェアメーカーは、ほとんどなくなるのではないでしょうか(おおげさ?)。そのくらい、Javaという言語は、たくさんの企業の戦略や社運、オモワクを背負っている言語です。

だからこそ、どんどん複雑になるし、使う側にとっては、使いこなすのが難しくなります。「Java使ってみたけど、全然よくないね!逆に高くついたよ!(怒」という声が後を絶ちません。

Javaが世に出たころは、新鮮で軽快な、かっこいい言語のはずでした。今では、いろんなものを背負いこんで頑張っている「お父さん」のような存在になったということでしょうか・・。

「成長したなぁ」なんて流暢に構えてはいられません。このままでは、開発現場や、Java製品を購入したお客さんが苦労するだけですから。

相互理解

私は、こういうことだと思うんです。

Javaを使うユーザー企業は「なんでJavaを使う必要があるのか」を理解してこなかったし、Java製品を提供するメーカーは「理想の押し売り」を続けてきました。そして、両者の架け橋にならなければならないSI企業も「どうやってJavaを使いこなすか」を考えずに使ってきた。そういうケースがあまりにも多いと思うのです。

Javaという言語は、三者が相互理解をして初めてポテンシャルを発揮できる、企業システムフレームワークです。その理解がなければ、融通の利かない、APIがやたら多い、ただのプログラム言語にすぎません。

この違い、大きいです。


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