山辺町情報サイト「すだまり」

2012/11/23 |実績 |comments(0)

山形県東村山郡 山辺町の情報発信プロジェクト「すだまりプロジェクト」に参加、山辺町の情報サイト「すだまり」の開発を担当しています。ここでは、Ruby on Railsを中心とする技術情報と、個人的な思いを記録。

すだまり - みんなで創るやまのべナビ

PC / タブレット画面


iPhone / Android画面


ぜひこのアプリを使って山辺をうろうろしてみてください!大手ポータルには掲載されていない穴場かつ地元民による的確な情報たくさんあります。

「すだまりプロジェクト」は、この「すだまり」アプリを作ることが目的ではなくて、もっとゆるく長く広く活動していくコミュニティになります。もし興味のある方は、活動の様子をFacebookページ:すだまりプロジェクトでフォローしてみてください。


技術情報

どこにも発表する場がない(し、だれも興味を持ってくれない!)ので、ここで技術情報を発表させてください。オレとしてはココんところを今朝の山形新聞に載せてほしかったくらいです。

■アプリケーションフレームワーク

Ruby 1.9 / Rails 3.2
jpmobile(マルチデバイス)
carrierwave(画像処理)
fb_graph(Facebook API)
delayed_job_active_record(非同期処理)
acts-as-taggable-on
kaminari

■JavaScript/CSSフレームワーク

jQuery
jQueryMobile
iScroll4
TwitterBootstrap

■ミドルウェア

Apache / Passenger / MySQL


仕様が決まってからテスト版をリリースするまでは、2週間くらいの爆速開発ができました。



どうしてこうなった?

山辺町に移り住んで早1年たちました。地域のみなさんには、家族ともども暖かく迎えていただき、とても楽しく快適に生活しています。

しかしだからと言って、(金・スキームにうるさい)自分が、よもやボランティアでこんな地域アプリを作るなんて思ってもいませんでした。
自分でも良くわからなかった「オレ、なんでこうなった?」について考えたことを記録しておきます。

■ 始まり・人

同世代のローカルリーダー・味噌屋の若旦那から、「FacebookとiPhoneアプリで何かしたい、何かできない?」という至極漠然とした相談を受けた。
そもそもその人を紹介してくれたのが、お客さんでも友人でもあるニットデザイナーの栂瀬真さん。山辺は古くからニットの町として有名で、そういったつながりで、引越し早々、町の若きリーダーからお声がけいただいた。おかげでだいぶ暮らしやすくなりました。

■ Facebook

世の中はFacebook万歳、武雄市万歳の流れで、
 「町おこし=Facebook」的な、
技術者としてはそういった相談には心底うんざりしていたところ。

そんな中、庄内で開催された武雄市長講演イベントに参加して感じたことは、賛否両論あるけれど、「武雄市が全国の地方にもたらしているモチベーションってすごい」ということでした。
市長のパートナー杉山さんと旧知の仲だったという点は、自分にとってもアクションを起こすハードルを下げてくれたというか、そんな感じもします。

そんなこともあり、うんざりするような「Facebook+スマフォで町おこし」的な話を持ちかけられたにも関わらず、素直に、じゃあ何か考えてみようかなという気になっていました。

■ プロジェクトの明確な目標・曖昧な仕様・熱心な議論

すだまりプロジェクトの目標は非常に明確です(ただし、ここでは口にしません)。が、すだまりアプリの仕様は、全くゼロからのスタートでした。

・町の地図を作りたい。
・スマフォで見たい。できればiPhoneアプリ。
・なんか使ってて面白い。

・・・できる? みたいな。

そこから忙しい中有志が夜な夜な集まって、企画会議が開催されます。この1回目の企画会議の面白さが、協力するかしないかを決めたポイントでした。
どんなアプリがほしい、から、iPhoneラブ談義をはさみつつ、山辺町をどうしたい、まで、白熱します。
※例えば、"yamanobe.me"というドメインを決めるにも、ものすごいたくさんの案が出ています。

このプロジェクトに参加している方々は、決して人任せにしません。プログラムは私が担当しますが、各人それぞれ、アイディア、スポットあつめ、人あつめ、説得、金策、デザイン、その他、自分ができること得意なことは自分がやる、というモチベーションをもっています。
勝手なこと言って「あとはよろしくー」みたいな態度の人は誰一人いない。誰一人お金をもらっていないにも関わらず、です。
これは結構、私の経験からすると奇跡的に理想的なプロジェクトメンバーです。

現状のすだまりアプリは、見た通りよくあるフォトマップかもしれませんが、すでに実装待ちのアイディアがいくつもあります。ここからスタートしたアプリが5年10年経ってどうなっていくのか、非常に楽しみ。

■ Zoo design

ただ「面白いことがしたい!」というモチベーションだけで独立開業した Zoo design ALEX69ROCKくんの存在がなければ何も動かなかった。
山辺町民でもないのに、ただ面白いことがしたい、だけでいろんな面白いことしてくれるApple狂系デザイナー。本当に最高の仕事をしてくれます。年末にまた面白いもの発表してくれます。

■ 我が家のニーズ

引越してきたばかりでどんな店があるかもわからない中、自分がこれから永住するであろう地域の情報を調べたい、教えてほしい。
でも、地方の情報って、ネットでは探せないんですよね。口コミに頼るしかない。ならば、このアプリを作るのは、我が家の生活を潤わせるためには必須なのではないかと。

この考え方にいたるには、明確なきっかけがあって、仙台Ruby会議でのt_wadaの一言「じぶんが欲しいサービスを作る」。こうした友人の一言が自分の人生に影響することもあるのだな。

■ 技術的なチャレンジ

うちが隠れRuby一家だということもあり、Rubyまわりの最新版を押さえておきたかった。
数年スパンの機能追加に耐えうるインフラの構築は、Ruby on Railsが最善策だった。
スマフォサイトを本気で作ってみたかった。Facebook APIを叩いてみたかった。

■ 結論、プロジェクト環境が良い

こうして書き出してみると、結局「良い開発環境にいる」ということに尽きる。

技術的には自由にトライできて、モチベーションの高い仲間がいて自分にはできないことをやってくれて、マネージャー的なジャマが入ることもなく、みんな自由で楽しそう。そして、向かうべき目標がある。

こういう環境が自分の周りに用意されている、幸せだなー、という気持ちになった。


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