多くの方々のご好意により、山形県のとある高校でUMLの講師をやらせていただくことになりました。期待と不安が入り乱れる、と、まるで高校の入学式のような、甘酸っぱい気持ちです。
UMLの理解や、それを人に教えること自体は、自信はあります。でも、高校生にスパルタ的にチャートを叩き込んで、OMG資格とったとしても、それが何の役に立つかと言われれば、疑問だったりしています。
ところでみなさん、UMLっていつ覚えました?
少なくとも私は、IT業界に入って、一通りのシステム開発プロジェクトを経験して、かつ、オブジェクト指向言語としてJavaを使いこなせるようになってからです。だから、UMLもすんなり受け入れることができましたし、便利なものだと感じることができました。
JavaとUMLを両方うっすらと理解できた段階で、デザインパターンを絡めて、相乗効果的に、お客さんとの相互理解や効率向上を深めていく。ほとんどの人は、こんなプロセスを踏んでいるのではないでしょうか。
なので、私の感覚としては、開発経験のない高校生がUMLを学ぶのは、時期尚早な気がしてしまうのです。
そうはいっても、昨今のコンピューター専門誌では、あたりまえのようにUMLが使われています。UMLが読めないと、プログラムの勉強すらできなくなりつつある気もします。
鶏と卵みたいな話ですが、どっちを先に学ぶべきなんでしょうね!?
考えねば。。
今のところの考えでは、UMLとオブジェクト指向言語と開発プロセスは、いくらそれぞれの内容が広く浅くなったとしても、同時に学ぶべきだろうと思っています。
開発プロセスを知らなければUMLを使う意義なんて理解できないでしょうし、オブジェクト指向を知らなければ、UML用語なんてチンプンカンプンでしょう。UMLを知らなければ、オブジェクト指向言語の書籍は読めません。
そのわりに、世の中にそれらを同時に学べる講座や書籍って、あんまりないのかもしれません。そういう意味では、もしいい感じで講座を終えることができたら、面白い資料になるのかもしれません。(「かも」じゃなくて、そうしなきゃいけないのですが。)